■「Feel」の神学試論

紹介文
直感的経験を重視する「尊感派」が多数を占めるアジアで、論理的思考を重視する尊知派の宣教師が、母国での宣教方策をそのまま適用したことが、アジアでマジョリティを勝ち取れなかった原因の一つだと思います。神、罪、救いの三段論法で説明するのをやめて、神を感じる場に誘うときに、尊感派のアジアの人たちはスムーズにイエスさまとの会話に入っていくことができます。

身近にある見えない世界を感じている尊感派は、イエスさまと交流することによって、彼が他の霊的な存在物や人格とは違うということを「感じ取っていく」のです。会話をし続けてチャンネルが太くなると、語られたことを行動に移すようになります。すると、ますますキリストを生活の中で経験するようになります。その経験が、その後に続く知的成長の土台となるのです。