■マスターキーとしての「天外内」(4/4)…人材育成
いよいよ、「天外内」を、ノンクリスチャンの世界の人材育成研修にどう適用していくかということについて考察してまいりましょう。
経営者や管理者は、どんな社員を求めているでしょうか。「自分の仕事に誇りを持ち、何事にも一生懸命に情熱的に取り組み、仲間と協力しながら働く社員」が部下だったら、いかがでしょうか。
そんな人なら、管理的な仕事を任せてしまって、自分は他の開拓的な仕事に専念することができるかもしれません。あるいは、当面は、自分が得意な開拓的な仕事を全面的にサポートしてもらうが、やがては次世代の開拓者として育っていく可能性もあります。
たとえ、そういう風にはならなくても、新たに社会に一人の優れた人材を送り出すのですから、それも良しとすべきではないでしょうか。
「社員を育ててくれる会社」という評判が広がれば、良い人材が集まるということも考えられます。まず「与える」という姿勢を打ち出すなら、やがて「与えられる」ようになります。良い種を撒くと良い実を刈り取ります。