■聞いて行なう
東アジアのある国で、リリー(15歳)とチャン(16歳)という少女が、イエス様に対する信仰を告白した。約2年後、ある人が彼女たちに会い、「クリスチャンになってからどんなことをしたの」と尋ねた。
彼女たちは試験を受けているかのように緊張して頬を染め、顔を伏せて、「私たちは何も大したことはしていません。」と答えた。その人は「何でもいいから話してごらん」と言った。すると彼女たちは答えた。「教会を開拓しました。」
「では、いくつ教会を開拓したの」。少女たちは、心配そうにお互いの顔を見合わせながら、「たったの29です」と返答した。その人は驚いて言った。「僕は生涯かけて2つしか教会を開拓していない。」
それで、続けて質問した。「1つの教会のメンバーは何人くらいなの?」少女は顔を伏せて言った。「本当に私たちは大したことをしていません。まだ300人ぐらいしか集まっていません。」
その人は、「29教会のうち、もっとも大きい教会で300人なら、よくやっているな」と思った。ところが、少女たちは続けて言った。「大きい祈り会でも5000人以上は集まりません。」その人は続けて尋ねた。「いったい何をしたらそうなったの。」
少女たちは答えた。「私たちは、何も大したことをやっていません。朝起きて、神様に聞いて、神様が言われたことをしました。そして、次の朝起きて、また神様に聞いて、神様に言われたことをしました。それをただ毎日繰り返しただけです。」
マタイの福音書7章24節
だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。