■「天命に生きる」あれこれ

・自分の音色で歌う

楽器職人がウクレレを造ったとします。ウクレレのやさしく潔い音色は、人の心を温かくします。ところが、ウクレレがもし、「バイオリンのような伸びのある優雅な音色を出そう」と思って努力し始めるなら、ウクレレの音色を楽しみにしていた三種類の人たちががっかりします。

まず、楽器職人、次に聴衆、そしてウクレレ自身です。
自分の音色で歌うことが、天(=創造主)を喜ばせ、外(=世界)を喜ばせ、内(=自分と仲間)を喜ばせることです。それが天命に生きることです。