■神のような存在(後編)

前稿では創世記3章の悪魔の誘惑の出来事から、この誘惑の何が魅力的だったかを考察した。今回は、この出来事からもうひとつのことを考えたいと思う。それは、禁じられた木の実を食べた結果、アダムとエバは果たして悪魔が言うように「神のように」なれたのかということだ。