■土台設置専門の建築家

要約 パウロは自分を建築家に例えていますが、彼は特殊な種類の建築家です。土台は据えますが建物を建てません。

土台を据え終わると自分はその場を立ち去り、他の人がその土台の上に家を建てます。別の地に出かけて行って、そこでまた土台を築くためです。

新しい領域で土台を築いては次から次へと派遣されていくことが使徒の役割なのです。

— パウロはコリントの教会に宛てた手紙で、自分の活動について説明しています。「与えられた神の恵みによって、私は賢い建築家のように、土台を据えました。そして、ほかの人がその上に家を建てています。」(第1コリント3章10節)

パウロは自分を建築家に例えていますが、彼は特殊な種類の建築家です。土台を据えるだけで建物を建てません。神の恵みに満たされた賢い熟練した建築家は、建物の設計図や完成イメージを持っているはずなのですが、土台を据えると自分の役割を終えてその場を立ち去り、他の人が家を建てるというのです。