■幸せな結婚生活を破壊するもの

先日、あるテレビ番組で、東京大学の教授が、「日本の離婚率は3割を超えていてイチローの打率と同じだ。打たれることも覚悟しておいた方がいい。しかし、被害が大きくならないように、ホームランではなく、シングルヒットで抑えるようにしよう。つまり、離婚することも想定しておいて、いざそのときになってから困らないように、女性も資格や技術を身につけよう!」と話していました。

今さらながら、日本の離婚率が3割を超えていると知って驚くとともに、その教授の結論については、「うーん、それでいいのかなあ、方向が違うよな」と思ってしまいます。

結婚式を挙げる時には、宗教・宗派を問わず、新郎・新婦は神仏と会衆の前で誓約を交わします。キリスト教式では牧師が「あなたはこの人が健やかなる時も病める時も・・・誓いますか」と聞くと、彼らは「誓います!」と大きな声で宣誓します。

誓いの言葉を発するときに「今はそう思っていますが、5年先はどうなっているかは分かりません」などと言う人はいません。皆、愛しあう夫婦になり、幸せな家庭を築こうと真剣に願っています。

それではなぜこれだけ離婚が多く、夫婦関係が破壊されているのでしょうか? その要因の一つとして、「幸せな結婚生活を破壊する霊的な敵」に対して無防備だということが挙げられます。