■自らの「分」を生きる

紹介文
たとえば、もし私がピアノとして作られたのなら、ピアノの音色を放つこと自体が仕事なので、それを喜び楽しむことができます。しょうがなく仕事をしているという人は、別の楽器の音色を無理に出そうとしている可能性があります。

仕事の向き不向きを見極めて、自分の分を生きるときに、生産性が高まり、社会に貢献するようになります。また、結果として経済的にも満たされます。

ジョン・B・サミュエルとスキップ・モーエン著「自らの分を生きる:仕事を喜び楽しむために」から、探求者、実践者、教師、励まし手、管理者、起業家、問題解決者という7つの種類の「分」についてご紹介します。自己理解・他者理解の助けになれば幸いです。


何事も一所懸命に取り組まないと気が済まない日本人は、「為せば成る」という言葉が大好きです。ところが、人生には為そうとしてもどうにもならないこともあります。その一つが仕事の向き不向きです。