■ドリームハウス構想
紹介文
リーダーは神に立てられているので、唐突にリーダーを敵視したり裁いたりすべきではありません。日頃から孤立しがちなリーダーの友となって支えていると、たとえリーダーに警告しなければならないような役回りになったとしても、信頼関係の中でリーダーに忠告するという務めを果たすことができます。
「リーダーの友となった神の民」とリーダーたちが、リラックスした環境でゆったりとした時間を過ごす場を「ドリームハウス」と呼んでいます。そこでは、リーダーが神に見させていただいている夢が解釈され、具体的なプロジェクトが実行に移され、安全な環境の中で、リーダーのプライベートな問題が取り扱われます。
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ローマ人への手紙13章1節でパウロは、「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです」と宣言しています。政治であれ、ビジネスであれ、官僚であれ、マスコミであれ、アカデミズムであれ、どんな領域であれ、リーダーに与えられている権威は神から与えられたものだという言説です。
では、神によって立てられた権威なら、腐敗したり賞味切れになったりすることはないのでしょうか。アクトン卿の「権力は腐敗する」という言葉を引くまでもなく、聖書の歴史を見るだけでも、数多の権力者が腐敗し、一度権力を握った者はその立場にしがみつく傾向があるということは明らかです。
神が立てられた権威が腐敗するとき、神の民はどう腐敗するリーダーたちに対応すればよいのでしょうか。ダビデの預言者でありアドバイザーであったナタンが、罪を犯したリーダーを諌めた記事は参考になります。