■5世代先の質
デジタルのコピーでは、また様子が違うのだと思うが、アナログコピーの場合は、コピーした原稿をコピーしていくと、コピーする度に品質が落ちていく。
5回コピーを繰り返すなら、ある部分はかすれたり、あらぬところが強調されたり、エラーが増幅されたりしてしまう。
弟子育成のバトンを渡していくときに、自分を第1世代とするなら、目の前にいる人は第2世代となる。第2世代、また、第3世代ぐらいまでは、なんとか顔と顔を合わせて話すことができる。
それが、第4世代、第5世代になっていくと、自分とのかかわりの距離がどんどん離れていく。直接情報を伝えることが、世代が離れていくほどできなくなる。
もし、パッケージとなっている教えをコピーするという伝え方を繰り返すなら、第4世代や第5世代目には、オリジナルを思い出すことができないほど、変質してしまうかもしれない。
1つの解決方法は、世代の違う人たちが、一緒に神の声を聞くことだ。そして、「直接神から受けとる」というDNAを「バトン」の中に組み込んでいくことだ。
そうするなら、それが第10世代目の人であっても、真のオリジナルであるイエス様から直接学ぶことができる。
マタイ11章29節
わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。