■ミサイルか生物兵器か

 

ある軍事ジャーナリストは、北朝鮮がミサイルに搭載可能な小さな核弾頭を開発して日本に発射するよりも、生物兵器を使う可能性が高いと言っている。

生物兵器の主な特徴は3つある。1つは、費用対効果がすぐれていることだ。ある程度の知識と技術があれば、大がかりな設備が無くても製造することができる。

もう1つは、人から人へと感染すること。感染者が移動することにより広範囲に被害が拡大する。

最後は、潜伏期間があるため感染経路の特定が難しく、実行犯の足がつきにくい。国外逃亡も可能だという点である。

この問題を例に取るのは不謹慎だとお叱りを受けるかもしれないが、生物兵器の感染力を思うとき、パウロが「疫病のような男だ」と罵倒されたことを思い出した。

ハウスチャーチは、会堂建築の必要がないし、基本的にはフルタイムの働き人がいないので、費用対効果がすぐれている。だれでもどこでも始められる。

神のことばを現実生活の中で味わうリアリティーが、人から人へと「感染」していくため、短時間で地域に教会が満ちることが可能となる。

ムーブメントを止めようとする者たちが、攻撃する的を絞りにくいため、根絶することができない。かえって、迫害が信仰を錬磨し、さらに感染力を高める。

日本が福音化されるためには、どこに伝道イベントを打つか、と考えるのではなく、いかに活性化された「隣人愛ウイルス」を放つことができるか、と考えるべきだ。

 

コロサイ人への手紙1章6節
この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。