■ 神の国を職域に!

現在、神様が日本で起こしておられる革命的なムーブメントの特徴の一つは、クリスチャンが教会生活だけではなく、人生のあらゆる分野で神の国を建てようとしているということです。

今までのキリスト教はある意味で二元論的でした。信仰生活の重点は「霊的」なこと、「死後の世界」のことであり、「現実の世界」のことはあまり重視されてきませんでした。イエス様を教会の壁の中に閉じ込めておくことはできません。私たちが知らないだけで、イエスさまは今も多くの日本人と出会い、普段の生活の中で各人にぴったりの言葉を語っておられるのです。

ほとんどの日本人は、起きている時間の大部分を仕事に費やしているので、「どうやってクリスチャンとして仕事をするか」という問いはますます大事になってきています。仕事場で直面する誘惑や試練、働く人を支える方法、そして神様がどういう仕事を望んでおら れるかという課題について、教会で指導することもなかったし、そういう主題を扱った資料もあまり提供されてきませんでした。

私は教会開拓者になる前に、イギリスの大学、日本の監査法人会社、インターネットを用いた新規事業立ち上げサービスや米国の出版社で、色々な仕事をしてきました。それぞれ状況は違い、異なる試練がありました。ですから、「クリスチャンとしてどのように仕事をするか」という問いに答える前に、まずは基本的な考え方から始めなければなりません。