■御国の働き人のためのセルフケア

要約
 

神様の国を建てるという務めには、ストレスや誘惑がたくさん伴います。「神様のために何かしたい」という忠実な願いから始まった仕事でも、張り切って頑張れば、燃え尽きてしまう危険性があることを知らなければなりません。そういう環境の中で、自分の魂の状態をケアする「ソールケア」が非常に大切です。神様とゆっくり時間を過ごして、自分の魂が神様に何を語るかということを調べてみませんか。

少し前の話ですが、多くの人たちから尊敬されていたクリスチャン・リーダーである友達が、突然宣教の働きから身を引くことになりました。彼は、力強いリーダーだという評価を得ていたし、実際、神様のためにいつも全力で働いていました。ところが、あっと言う間に誘惑に負けてしまって、牧会の任を解かれてしまいました。

振り返ると、失敗の原因について思い当たることがあります。ストレスが高じて燃え尽きてしまう直前の状態になっていました。複数の教会を兼牧していて、急成長していたチームのリーダーをしていました。仕事のために家族から離れることも多く、休みも滅多に取りませんでした。しかし当時は、だれも彼の危機に気づいていませんでした。あるいは、気づいてはいても、彼に警告する人がいなかったか、警告する立場にある人がいなっかたのかもしれません。