■日本型宣教アプローチ(上)日本人の神観

紹介文
日本の神話は、神が生まれた話から始まります。ということは、神誕生以前に自然があったということで、もっとも力ある神でさえ、自然に内包されている存在だということになります。

キリスト教では、神は世界に含まれるものではなく、世界の外にいて世界を創造された方なのですが、そういう神は、日本人には想像できないのです。

そのため、伝統的な「神」、「罪」、「救い」の三段論法は、少なくとも日本では、マジョリティの獲得のためには効果を期待できないと言わざるを得ません。

世界を造られた神について理解できなければ、その神に対する反逆としての罪も理解できません。罪が理解できなければ、そこからの解放としての救いもわからないのです。