■「どうせ滅びる世界」なのか?
先日、私が所属しているハウスチャーチと友好関係にある別のハウスチャーチに呼ばれて、共に聖書を読み、考えるときを持つ機会があった。
その中で、私たちの使命は、この世界に御国が来るように、御心が天でなされているように地でもなされるように仕えること、すなわち世界を天の御国のような場所に変えていくことだ、という内容の話が出た。
また、だからこそ日々の仕事がそのまま神への奉仕と言えるし、神さまが望むように地域を開発していくことや、御心を行なう装置となるように企業が開発されて、職場を神さまの御心が行なわれる場所にしていくという視点を持つことも大事なのだということに話が及んだ。
集会が終わり、食事の準備がされている間、一人の熱心な姉妹が近づいてきて、このテーマについてさらに話す流れになった。
姉妹は、自分の職場や地域における働きの証を楽しそうに分かちあってくれ、私はとても嬉しい気持ちで聞いていたのだが、彼女の最後の言葉に驚かされてしまった。
「もう世の終わりが近いから、もうすぐ滅ぼされる世界を少しだけ良くしても大して意味はないかもしれないけれど、神の御心を少しでも示しておくことは伝道的な意味がありますよね。」
こんなふうに彼女は言ったのだ。
あなたはこの言葉を読んで、どんなふうに感じるだろうか?