■天外内における感性アプローチ(2) – 外との関係

あなたは、初めてイエス・キリストについて紹介された時、どのような印象を持ったでしょう? 初めてといわれても、その時の第一印象を思い出せないかもしれません。みなさんの中には、いつ、どこで、誰から、どのようにしてイエス・キリストを紹介されたかをはっきりと憶えていて、その時の印象を今でも感じ取ることができるという人もいるでしょう。

あるご婦人は「イエス様ってとても実際的で親しみの持てる神様だなぁ」と感じたそうです。彼女が初めてイエス・キリストについて聞いたのは、「人はパンだけで生きるのではない」(ルカ4:4)という言葉を通してでした。「確かに炭水化物のパンだけでは健康に良くない。野菜や肉、魚もバランス良く食べることが大切だ。この神様は、あれこれ難しいことを言うのではなくて、私の日常生活に関心を持っておられる実際的で親しめる神様だ」と感じたのでした。彼女は家族のことを考えて、おいしくて健康的な食事を用意するように毎日励んでいたので、そのように感じたようです。それにしても、笑い話のような話ですが、第一印象が良かったため、この後さらに主イエスを求め、救いにあずかったのでした。

さて、前回は天外内における「天」との関係と感性について取り扱いました。今回は「外」との関係と感性、について考えてみましょう。天外内トレーニングの基本構造における「外」とは、主の弟子と神の創造した世界との関係を表しています。神の愛を知り、主イエスの十字架と復活のいのちにあずかって、救われた人は主の弟子としての歩みを始めます。