■宗教改革、産業革命、IT革命、仮想通貨革命

紹介文
イエス・キリストは革命家でした。しかし彼の弟子である私たちクリスチャンたちは、革命家としての性質を受け継いでいないのではないかと感じることがあります。産業革命初期までは教会は世界に影響を及ぼしていましたが、その後の教会は、「IT革命」に対しても、仮想通貨革命に対しても我関せずとの態度をとってきました。

歴史を変えるような革命の時代に、現代のクリスチャンは世界に影響を及ぼすことができるでしょうか? キリストの弟子には、神とともに革命の中心で歴史を正しく導く役割も与えられているのです。


歴史上、イエス・キリストほどの革命家は他にいなかったと私は思っています。イエス・キリストの弟子たちの多くも革命的な働きをして、世界をひっくり返しました。教会とは、それ自身が革命的な存在です。教会は、神の世界変革の出先機関だったのです。

しかし、キリスト教がローマ帝国の公認宗教となってからは、変革の対象である世界から逆に影響を受け、既得権をめぐる争いが、教会活動の中心になってしまいました。国家権力維持のために利用されたという側面もありますが、教会自体が権力を志向しました。

権力を増大させるために重要な要素だったのが、正統性を担保していること、階層構造が確立していること、そして、経済的搾取体制が機能していることでした。

宗教的権力が大きくなるにつれて、教会が本来の「世界を変革するという目的」に立ち返るために、大きな改革勢力を必要とするようになりました。歴史の必然として宗教改革が起こりました。神は歴史に介入して、神の民と世界を一緒に揺り動かされました。

宗教改革の後も、世界では多くの革命が起きました。その数ある革命の中から、私たち現代人にとって重要な革命を3つ挙げることができます。それは、産業革命と「IT革命」と仮想通貨革命です。