■イエス・キリストの生き方を伝える

私は、19歳でイエス・キリストを自分の救い主として受け入れ、信仰に入りました。当時、私の父はある教派神道系の教団幹部で、家族・親族のほぼ全員がその信者でした。父は当然私に信仰を継承させたいと思っていたのでしょう、私が洗礼を受けることに大反対をし ました。

その後、「献身」をして神学校に入学するまでの4年間、私は宗教原理主義者のようでした。私は宗教が嫌いなはずでした。幼いころから父親の属する教団の分裂、罵り合い、そして妬みによる陰湿な嫌がらせを見てきたからです。どの宗教団体・宗教組織も大同小異 です。

そんな私がなぜ「キリスト教」に帰依するようになったのか。「キリスト教は宗教ではない。」「人が神の所へ上ろうとするのが宗教だが、キリスト教は神が人の所へ下って来てくださった。」ロジックとして破綻していているこんな説得を、私が信じる決心をしたからです。