■図形を利用した弟子訓練(1) – 成長の「円」

紹介文
教会の基本は弟子訓練です。しかし、弟子訓練とは何でしょうか?「神様の声を聞いてそれに従うこと」と定義するべきでしょう。去年から、「3DM(スリー・ディー・エム)」という弟子育成のプログラムを使い始めていますが、これが神様の声に聞き従う大きな助けになりました。

3DMは他の人に伝えやすいように作られていて、クリスチャンの人生を、単純な平面図形を使って説明しています。まずは、神様の声を解き明かす「成長の『円』」を紹介します。


教会の基本は弟子訓練だ、ということが最近見直されているようで、今世界中で弟子育成のプログラムが急増しています:T4T (Training for Trainers)、DBS (Discovery Bible Study)、LTG (Life Transformation Groups)、天外内トレーニングなど、ほかにもたくさんあります。

似ているところが多く、互いに影響を与え合っているようです。手順を踏んで比較的きちんとした段階に沿ってできているプログラムから、もう少し各自の個性と成長に合わせて弟子訓練の理念をのべ伝えるプログラムまで、幅広い選択肢があります。

私が教えている宣教学校も昨年、弟子訓練を宣教の基本とすることにして、以下の三つの目標を設けました。1)すべての学生と教師が意図的な弟子育成を受けること、2)弟子育成によって、学生が自分の霊的成長を自覚すること、3)宣教地で他の人に伝えられる弟子訓練のツールを持つこと。

この宣教学校が選んだ育成のプログラムは、イギリスで開発された3DMと称するものです。プログラムを作ったマイク・ブリーンは、労働者階級の教会の牧師でした。彼の教会でいくつかの弟子育成プログラムを調査して採用しようとしたのですが、既存のプログラムはどれも具体性に欠けていたし実践的でもなかったため、3DMという新しい自前のプログラムを作りました。