■鳥から学ぶ教会の多様性

私の家の前に、ユーカリの木があり、そこにワライカワセミが住んでいます。毎朝、6時ごろになると、ワライカワセミが、人の笑い声に似た気味の悪い大声で、けたたましく鳴き始めます。私は毎朝「さすがオーストラリアだな」と思いながら、喜んで床を出ます。

イエス様は弟子たちに「空の鳥を見なさい」(マタイ6:26)と命じられましたが、神様は私には、「空の鳥に聞きなさい」と最近話してくださいました。それで、学校の敷地にいる、ワライカワセミ以外の様々な鳥の鳴き方にも注意を向けるようになりました。すると次第に、モズ、キバタン、ズグロトサカゲリ、タスマニアバン、タスマニア固有のギンホオミツスイなどの鳴き声を区別できるようになりました。

弟子訓練小グループで話しているときに、神様の言葉の意味がわかりました。使徒の働き10章12-17節には、ペテロが動物の幻を見たことが記されていますが、神は動物の比喩を用いて、人をどう扱うかということをペテロに教えられました。それと同じように、鳥を通して私にも人について教えてくださったのです。それは、多種多様な鳥が違う鳴き声を与えられているように、教会にも、多種多様な人がいて、それぞれが異なる賜物と役割を与えられているということでした。

エペソ4章11-12節には、「こうして、 キリストご自身が、 ある人を使徒、 ある人を預言者、 ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、 お立てになったのです。それは、 聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためである」とありますが、ここに出てくる使徒、 預言者、伝道者、 牧師、教師は「5種類の奉仕」と呼ばれています。