紹介文
一年の終わりが近づくと、新年の抱負や今年の目標といった年始に立てた目標をふり返る機会がある。目標を立てること、その目標を達成することについて、神の国の視点から考えてみたい。
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年の瀬も近づくと、その年をふり返る機会が増える。一年の間に起こった出来事、流行した言葉、人気の出た商品などについて様々なメディアで取り上げられることが多くなる。2019年の今年は、変化の年であった。特筆すべきは、新しい元号「令和」へ変わったことだ。まだ一年も経っていないのに、「平成」と聞くとどこか懐かしいような響きさえする。消費税率も10%に上がった。
来年の東京オリンピック・パラリンピック2020を前に、様々なスポーツの世界大会が日本国内で開催された。そのような中、ラグビーのワールドカップでは、日本代表が大活躍した。そこから「ONE TEAM」などの流行語も生まれた。その他さまざまなスポーツで個人、団体を問わず日本代表が活躍した。
喜ばしい出来事だけの一年ではない。関東以北の東日本では、度重なる台風が多大な被害をもたらした。自然災害ばかりではなく、多くの人が犠牲になる悲惨な事件も起こった。このように、一年という期間に私たちの世界で何が起こったかを考えると、思いは自然に自分自身の歩みをふり返るようになる。
スタートはどのようだっただろうか? 2019年の一月、まだ「平成最後の~」とのフレーズが、そこかしこで聞かれていた。2019年を始めるにあたって、あなたは何を期待し、願っていただろう。新年の抱負や年間目標などを掲げる習慣を持つ人もいるだろう。テーマとなるような聖書箇所を指標聖句として掲げた人もいるかもしれない。それらの願いや決意は、一年経ってどのようになっただろう。未だ2019年は終わったわけではないから、早計だろうか。
年始に目標を設定しない人もいるかもしれない。仕事や学校などで目標設定する以外に、自分自身の生活や人生について何の目標も立てないという人もいるだろうか。とは言え、目標設定について、あれこれ考えてみたい。